当館2階にあるラ・パルトマン プリンスボナパルトは、かつてローラン・ボナパルト王子の旧邸宅として使用されており、フランスの歴史的記念物として登録されています。ディレクトワール様式の優れた一例である広々とした1ベッドルームスイートは、本物の王冠のモールディングや金細工を施した5メートルの高さの天井やベルサイユ様式の寄せ木細工の床、歴史的な調度品、装飾などがあしらわれ、18世紀後半のフレンチデザインとさりげないアジアからの影響がシームレスに融合された空間です。

プライバシーが守られたバルコニーからは、唯一無二のイエナ通りとギメ東洋美術館が眺められます。室内には広々としたリビングルームに加え、8人まで座れる独立したダイニングエリアもあります。王族の居住地にふさわしくディテールまでこだわってデザインされたベッドルームは、青と金のさまざまな色合いに彩られ、中央には大きなクリスタルのシャンデリア、ドレープ付きの布製のヘッドボードがあります。床から天井まである大きな窓は、手作りのタッセルで後ろに結ばれたベルベットのカーテンで縁取られています。