南京は、中国六代古都の一つで、江蘇省の首都です。優れた立地条件である揚子江デルタ地域にあり、地域や中国の経済にとって重要な都市となっています。
南京観光局ウェブサイトはこちらからご覧いただけます。
中山陵
中山陵は、南京の東部郊外の山紫水明風景区にあり、敷地面積は80,000平方メートルに及びます。孫文は国家の父として知られており、孫文の墓陵は聖なる地として考えられています。孫文 (1866~1925) は、清王朝(1644~1911) の支配を打倒し、2千年以上続いた専制君主制に終わりを告げる革命を起こしました。歴史的意義や壮大な建築様式、美しい景観として重要な場所です。
明孝陵
明孝陵は、明王朝の初代皇帝、朱元璋 (1328~1398) と后妃の陵墓です。1391~1393年に紫金山の西部山頂の下にある丘に陵墓が建てられました。朱元璋自らがその地を選びました。
夫子廟
夫子廟は宋王朝時代の1034年に建築されました。中国の哲学者である孔子を崇拝する場でした。寺院は何度も被害にあっており、何世紀にもわたって数回、再建築されています。
現在、敷地周辺エリアでは、明王朝や清王朝時代の建築スタイルの設計によるショップやスナックバー、レストラン、茶屋が並んでおり、このエリアは無料で一般公開されています。
秦淮河
秦淮河は、古代南京が金陵として知られていた時代には文化の発祥地でした。 南京の「母なる河」は、全長5キロで「十里秦淮」と呼ばれています。河岸沿いに、庭園や寺院があり、現地の日々の生活や習慣もご覧いただけます。
総統府 / 中国近代史遺跡博物館
総統府は、かつて両江総督署でしたが、現在は中国近代史遺跡博物館として利用されています。中華民国政府が台湾へ移転した1927~1949年までの中華民国総統官邸があります。博物館は現在、中華民国の国旗が公的に飾られた中国では数少ない場の一つです。
南京大虐殺紀念館
日本軍が南京市を占領した第二次世界大戦中の1937年12月に日本軍によって南京大虐殺が起こりました。6週間以上にわたって推定30万人が虐殺されました。中国人市民の多くが虐殺された場所に記念館が建てられ、1985年8月に一般公開されました。現在の敷地面積は、約74,000平方メートルに及びます。
南京博物院
歴史・美術博物館である南京博物院には40万品以上が展示されており、その中の2,000品は国宝として保管されています。敷地面積7万平方メートルには2ヵ所の遼式宮殿があります。明王朝時代と清王朝時代の皇室御用磁器の展示品数は世界最多の一つです。
南京科技館
南京新区の雨花台区にある南京科技館には、映画館や美しい公園があります。
現代的な博物館は、科学、技術、人文科学、芸術、観光を扱っており、南京で子供に人気の場となっています。
南京雲錦博物館
錦織りの技術を専門とした中国で初の博物館です。雲錦織は、装飾が施されたシャトル織の生地で、金色や銀色の糸を使った色付き絹で作られている場合が多いです。
上品で色華やかなデザインは、空に浮かぶ雲を彷彿させるため、「雲錦」という名称がつけられました。約1,500年の長い歴史を持つ南京雲錦は、伝統的な中国文化で重要なものとされています。