チベットで最大の都市ラサは、政治と宗教の中心地であり、海抜3,650 メートルのラサ川のほとりにあり世界一標高の高いチベット高原、青海にあります。ヒマラヤ山脈に囲まれ、都市の歴史は1,300年以上にわたります。チベット語でラサとは「神の地」を意味しています。
シャングリ・ラ ホテル ラサは、歴史的名所や僧院、景勝スポットがある市内中心部に位置しており、ポタラ宮やノルブリンカ宮が徒歩圏内にあります。
冬季のラサ旅行の利点
航空運賃や宿泊料金が他の季節に比べお手頃です。ポタラ宮の入場券の予約の手配も必要なく、観光名所は込み合うこともありません。
ポタラ宮
紅宮と白宮から成るポタラ宮は1994年にユネスコ世界遺産に登録されました。白宮(ボタン・カルポ)ではダライラマ法王の居住と政治的な執務にあてられ、紅宮(ポタン・マルポ)は宗教儀式や仏事が行われる場所です。ポタラ宮には各階に王堂や礼拝堂、図書室、小さな美術品陳列室、曲がりくねった廊下があります。
入場は毎日2,000人限定で、入場券は48時間以内までの予約が必要です。
ノルブリンカ宮
ノルブリンカ(宝石の園)は、1780年代から1959年に第14代ダライラマがチベットから亡命するまで、ダライラマの夏の離宮として使用されていました。ポタラ宮の歴史的遺跡群の一部としてユネスコ世界遺産に登録されました。1755年、第7代ダライラマによって建築され、政治や宗教活動の場として使われていました。独特なチベットの宮殿様式を表し、敷地面積は約36ヘクタールにも及びます。ノルブリンカはラサの西側に位置しており、ポタラ宮の南西部まですぐの距離です。
大昭寺
ラサの八角街にあるジョカン寺(大昭寺)は、チベットで最も神聖で重要な寺院です。インドのヴィハーラや中国の唐王朝、ネパールの建築様式が融合されています。大昭寺はソンツェン・ガンポ時代に建築されました。伝説によると、ソンツェン・ガンポの2人の妻である唐朝の文成公主とネパールのブリクティー王女のために建てられたと伝えられています。2人の妻は花嫁持参金の1部として中国やネパールからチベットへ重要な仏像や仏画を持ってくるよう頼まれました。
ラモチェ寺
ラモチェ寺(小昭寺)は、全面積4,000平方メートル(約1エイカー)の寺院です。ジョカン寺(大昭寺)の次にラサで重要な寺院と考えられています。
セラ寺
セラ寺は通路を隔て2ヵ所に分かれています。東側の部分にはツォクチェン(大集会場)とハムドンカンツァン(地方班堂)、西側の部分には チェ・タツァン、メ・タツァン、ンガパ・タツァンの3つの学堂(タツァン)があります。これらの建築物は8~70歳までの僧侶のための仏教大学としてツォンカパによって建築されました。寺院はゲルク派に属しており、ラサで最大の寺院の1つです。
デプン寺
デプン寺は更丕烏孜山の麓にあり、ガンデン寺とセラ寺と共にチベット仏教ゲルク派の3大寺院の1つです。チベットにある寺院の中で最大級であり、ラサから5キロ西にあるガンポ・ウツェ山に位置しています。
ツルプ寺
ツルプ寺(楚布寺)は、ラサから70キロ離れた古栄鄕にあり、カルマパ・ラマがかつて居住していました。海抜約4,300メートルの場所にあります。全面積300平方メートルのツルプ寺は、川の北側の渓谷の中間に建築され、高い山々に囲まれています。メインの建物の壁の厚さはかつて最高4メートルありました。東側には僧侶の住宅がありました。
ガンデン寺
ガンデン寺は、チベット3大ゲルク派(黄教)寺院の1つで、標高4300mのワンポル山の頂にあります。「ガンデン」は兜率天を意味し、弥勒菩薩が住んでいたと言われています。
サムイェー寺
サムイェー寺(サムイェーガンポ)は、チベットに建立された最初の仏教僧院です。ティソン・デツェン王の後援で西暦775~779年頃に建築されました。7世紀にソンツェン・ガンポ王が導入して以来廃れていた仏教の再興を図るために建てられました。山南地区のダナン県に所在します。インドのビハール州にあるオーダンタプリ寺をモデルとして設計され、18世紀に建築された河北省の承徳市にある普寧寺はサムイェー寺をモデルとして建てられました。