エネルギー効率の改善と二酸化炭素排出量の削減

環境に対する取り組みは、当ホテルの組織の中核をなす原動力です。すべての事業活動において、二酸化炭素排出量を最小限に抑え、エネルギー効率を高めることを優先しています。この取り組みは、グリーンビルディング基準の遵守、屋上太陽光発電設備の導入、施設の継続的なアップグレードなど、当ホテルが実施してきたさまざまな取り組みからも明らかです。これらの取り組みの結果、2019年以降、エネルギー消費量は6%削減され、環境保護と持続可能な未来の促進に対する当ホテルの揺るぎない取り組みが反映されています。

当ホテルが達成したプロジェクトや現在進行中の注目すべきプロジェクトには以下があります。

これらの取り組みは、持続可能性を事業のあらゆる側面に組み込むという当ホテルの継続的な努力の一例であり、環境基準を満たすだけでなくそれを上回ることを保証するとともに、より環境に配慮した未来への道を開くものです。

水効率の向上

シャングリ・ラ ラサリアは、水資源保護の重要性を認識し、事業全体において水使用量の最小化に取り組んでいます。当リゾートは積極的な姿勢で、節水のためのさまざまな取り組みを多角的に進めています。そのアプローチには、最先端の節水技術の統合、綿密な監視と調整を行うための水道メーターの戦略的な配置、中水の革新的な再利用、景観維持のための雨水の利用などがあります。

当リゾートの注目すべき試みには、すでに結実したプロジェクトと現在進行中のプロジェクトがあります。まず2023年、当リゾートは部門間の節水への取り組みを成功させ、大幅な節水を実現しました。さらに、共同で取り組んだ結果、2023年には2019年と比較して26%の水使用量の削減に成功しました。将来を見据えて、当リゾートでは2024年にKスマート水処理研究プロジェクトを開始しました。この試みは、最先端の技術と革新的な方法論を活用し、水資源保全の取り組みをさらに促すものです。シャングリ・ラ ラサリアは、これらの積極的な対策と継続的な取り組みを通じて、環境への影響を最小限に抑えるだけでなく、ホスピタリティ業界内外の水の持続可能性の実践における有意義な進歩を先導します。

廃棄物管理の改善と使い捨てプラスチック使用量の最小化

当ホテルは、廃棄物の削減、再利用、リサイクルの原則に基づき、責任ある廃棄物管理に取り組んでいます。その包括的な目標は、廃棄物の発生を最小限に抑えながらリサイクル活動を強化し、持続可能な未来を育むことです。

当ホテルの持続可能性への取り組みの中心は、使い捨てプラスチックの使用削減に対する確固たる決意です。2019年以降、当ホテルではすべてのホテル施設からプラスチック製のストローとマドラーを段階的に廃止する果断な取り組みを行ってきました。この節目を基礎として、2022年までに全施設でプラスチック製のテイクアウト用容器、カトラリー、袋の全廃を達成しました。これらの大きな進歩は、プラスチック汚染と闘い、環境にやさしい代替品を推進するという当ホテルの揺るぎない決意を表しています。

また、継続的な取り組みの一環として、バスルームアメニティボトルの大型化に積極的に取り組み、使い捨てプラスチック包装への依存を減らしています。さらに、責任ある消費を促進し、廃プラスチック削減という当ホテルの取り組みに従い、使い捨てのウォーターボトルに代わる持続可能な選択肢をお客様に提供するため、客室内にフィルター付き蛇口を設置しています。

当ホテルは、このような努力と継続的な取り組みを通じて、廃棄物管理を推進し、施設全体で持続可能性の促進に引き続き専念し、環境への責務と責任ある事業慣行への永続的な取り組みを行います。

卓越したご滞在の保証とフィードバック管理

当ホテルのミッションの中心にあるのは、真のホスピタリティを提供し、すべてのお客様のご滞在が思い出に残り、心に響くものとなるようにするという確固たる決意です。この高い目標を達成するために、当ホテルはさまざまなツールと戦略を採用し、お客様のフィードバックを管理する包括的なアプローチを開発しました。

この方法論の中心は、アンケートの回答とオンラインレビューを体系的な収集と綿密な分析です。このプロセスを通じて、お客様の好みや認識に関する貴重な洞察が得られ、個々のニーズや希望に合わせてその体験を調整できるようになります。さらに、迅速かつ積極的なコミュニケーションを重視し、お客様から寄せられた懸念に迅速に対応し、解決するよう努めています。

当ホテルの卓越性への取り組みは、ホテル、サービスセンター、地方事務所、本社を含む組織全体に及びます。対応力と説明責任の文化を育むことにより、当ホテルはあらゆる接点において最高水準のサービスとお客様の満足度を維持するよう努めています。

注目すべき成果と進行中の取り組みのひとつに、KIPSUリアルタイム・エンゲージメント・ソフトウェア・イニシアチブの実装があります。この革新的なプラットフォームは、お客様の体験とフィードバックプロセスの向上に役立つことが証明されており、ホテル内のお客様のニーズや好みに関する洞察をリアルタイムで得られます。シームレスなコミュニケーションと個別の対応を通じて、お客様の満足度を高め、信頼と相互尊重に基づいた長期的な関係の構築を目指しています。

サリムパローブ：文化のコラボレーション

心のこもったコラボレーションとして、シャングリ・ラ ラサリアは先住民の職人と提携し、伝統的なバジャウサマ生地で織られた特徴的なサリムパローブを仕立てました。リゾートの活気ある雰囲気に大きく貢献している地元のバジャウ・サマ族の豪華な結婚式の伝統からインスピレーションを得たこのローブは、伝統と革新の融合を内包しています。

この取り組みは芸術や文化の保存だけでなく、地元の女性たちに有意義な雇用機会を提供し、経済的自立を促進することで、女性のエンパワーメントの指針となります。さらに、当リゾートと地域社会の絆が強まり、両者の文化的基盤が豊かになります。

この取り組みの一環として、シャングリ・ラ ラサリアはチャンギー・デザインズと緊密に協力し、オーシャンウィング・ジュニアスイートにサリムパローブを導入しました。2023年1月28日、この影響力のある提携関係の開始を記念して、当リゾートは縫製講習会を主催しました。チャンギーの尊敬を集める職人2人、サリハ・ラザナ・ブテ・アブド・ラザク氏とハリアティ・ビンティ・ハパ氏が主導したこの講習会では、文化的に重要な意味を持つ衣服の製作に必要な複雑な模様と技術を地元の女性たちが学びました。

環境にやさしい装飾：スタイリッシュに持続可能性を祝う

アップサイクルド・シャックとのユニークなコラボレーションを通じて、当リゾートで環境にやさしいお祝いにご参加ください。ホリデーシーズンの装飾に新たな命を吹き込み、再利用したトウモロコシの皮で装飾を制作し、ホリデーイベントのあらゆる場面で持続可能性を後押しすることで、私たちはこの装飾を再定義しています。

この提携は単なる美的要素を超えたもので、コタ・マルドゥで暮らす20人以上の女性職人を支援するという当リゾートの取り組みの証でもあります。このコラボレーションを通じて、女性たちは技能を向上させて職人技を示し、家計の収入に貢献する機会を与えられ、地域社会にプラスの変化をもたらす担い手となることができます。

この装飾は農作物を使用し、ターメリックやパンダンの葉などの天然素材で着色されており、持続可能性に対する私たちの揺るぎない取り組みを体現しています。それぞれのオーナメントは驚きの廃棄物ゼロを実現し、より健全な環境を育み、ホリデーイベントに対するより責任あるアプローチを促進する役割を果たしています。

アップサイクルド・シャックが企画した今回の共同作業にはサバ州のさまざまなコミュニティや社会的企業が参加しており、持続可能な目標を達成するにあたってコミュニティ連携の力を象徴しています。

シャングリ・ラのESG（環境、社会、ガバナンス)原則への取り組みに合致したこの取り組みは、ホリデーイベントの魅力と持続可能性がシームレスに絡み合い、思い出に残る体験を生み出しつつ地球に好影響を与える、責任ある環境に配慮したホスピタリティの未来にお客様を誘います。

ラサリアのエコフェルト製グローバッグ：持続可能なお土産

ジョー・ルピンがデザインしたラサリアのエコフェルト製グローバッグのご紹介。このバッグには、ラサリア保護区の自然の美しさにインスピレーションを得たモチーフが描かれ、環境責任に対するリゾートの揺るぎない取り組みの証を示しています。それぞれの木には再生竹繊維で作られた生分解性の植物繊維を使用した受け皿が付属しており、これも持続可能な活動への当リゾートの取り組みを表しています。

鉢植えのオリズルランやエコフェルト製グローバッグはご購入いただけます。なお、その際の収益は母親や孤児院、視覚障害者を支援する地元団体の支援に充てられます。環境に配慮したお土産をお求めになることで、当リゾートの精神の一端をご自宅へ持ち帰られるだけでなく、有意義なコミュニティへの取り組みにも貢献していただけます。

今年のホリデーシーズンは、シャングリ・ラ ラサリアで持続可能性と地域社会への参加についてご体感ください。当リゾートでのご購入はすべて、環境と地域社会の両方に好影響を与えます。