幸せなまどろみから目覚めると、そこはハルピンだった。シャングリ・ラ ハルピンで迎える朝、自宅にいるかのようなやすらぎに包まれる。
心地よいベッドと羽毛枕の甘い誘惑にかわって、先に起こるであろう冒険への期待が満ちる。カーテンを開ければ一面の銀世界、遠くに見えるのは、朝日に照らされて宝石のように美しく輝く、ハルピンの母なる大河・松花江。
着替えてから階下へ。香宮の広東料理や黒竜江料理は後の楽しみにして、まずはコーヒーガーデンでのカジュアルな朝食を。
次に目指すは、松花江沿のスターリン広場周辺。自然美の素晴らしさは言うまでもなく、手入れの行き届いた花壇や芝生、芸術性の高い彫刻作品など、魅力に溢れた景観が広がる。
尖塔やドーム状小塔が美しい、ロシア革命時代から残る街の建造物、東洋と西洋が融合したその建築スタイルは、ロシアに近接するハルピンの歴史を物語る。シャングリ・ラ ハルピンに代表されるように、街は様々な魅力に溢れる。
数々の行事の中でも特に有名なハルピン氷雪祭は、凍えるようなハルピンの冬の風物詩。実物大のダイナミックな氷の彫刻が絶えず観光客を魅了し続ける。
祭事については翌日調べるとして、ディナーの前にホテルの温水プールでリフレッシュ。
シャングリ・ラ ハルピンへようこそ。温かなおもてなしで、やすらぎのひとときを。