川や南シナ海に挟まれた64エーカーのジャングルの楽園、ラサリア リザーブは、ユネスコの世界遺産に登録されているキナバル山を一望できる場所に位置し、ホテルのお客様にとってボルネオの豊かな自然の景観への玄関口の役割を果たしています。

ラサリア リザーブは、自然保護区とアドベンチャーポイントの2つの区域に分かれています。0.26平方キロメートルの自然には、ボルネオ固有の多数の植物や動物が生息しており、アドベンチャーゾーンには、体験しながら動物種を再現して遊ぶエリアや、ウォールクライミングなどに没入することで心身を育成する体験エリアがあります。

ラサリア リザーブの中心には、計画的な展示を通して教育を行っているディスカバリーセンターがあります。動植物が確実に繁殖するよう自然環境を維持し、保護区を養生しているのは、常駐のナチュラリスト（自然保護官）です。ガイド付きウォーキングトレイルを通して固有種を目にする機会を設けているのも、このナチュラリストです。

ラサリア リザーブは、1996年6月にシャングリ・ラ ラサリアがサバ州野生生物局と共同で創設しました。第一の目的は、この環境保護区の設立により、絶滅が危惧されているサバ州固有動物相の保護促進を支えることでした。保護のためにここに送られてくるオランウータンの数に顕著な減少が見られた後の20年間にわたって、救出・保護活動や教育プログラム、啓発プログラムに重点的に取り組んできました。

オランウータン保護プロジェクトは2016年に無事終了し、現在、すべてのオランウータンはサンダカンにあるセピロック オランウータン リハビリテーション センターで暮らしています。ラサリア リザーブはその後、この地を住処とするようになったその他の動植物に最良の環境を提供することにエネルギーを注ぐことになりました。

ラサリア リザーブには80種以上の鳥類が生息しており、緑豊かな敷地や庭園を鮮やかな色彩と美しいさえずりで彩っています。お1人様でもグループでも体験できるバードウォッチングを通して、自然の美しさを心ゆくまでご堪能ください。生物多様性への取り組みの一環として、このラサリア リザーブにはハリナシバチも生息しています。当リゾートの没入型アクティビティを通して、この興味深い生物の世界に触れることができます。ハリナシバチの生態、ライフサイクル、食生活について学びましょう。ハチの群れ（コロニー）を間近で観察したり、農園ツアーに参加したり、生のハチミツを試食したり、採蜜の仕方を学んだり。素晴らしい生物であるハチやそのハチの蜜に興味がある方にとってはうってつけの体験をお楽しみいただけます。